疑問に思っている人
PDCAサイクルという考え方は、主に仕事で使われると思われがちですが、
仕事だけではありません。
仕事に限らず、趣味や生活、人生においても役立つ手法です。
副業を考えている人
新たなことへの挑戦や行動を考えている人も多くいます。
そして目標や成功を成し遂げたいと思いますよね。
目標や成功というものは、きっと簡単なものではないはずです。
より確実に目標や成功というものを勝ち得たいために用いられるのが、
PDCAという手法です。
PDCAという基本の考え方をベースに、あなたの仕事や進捗に合わせて、
自分なりのPDCAを組み立てていくのがベストです。
あなたの目標や成功というゴールに向けて、進捗に思考や考えをプラスして、
より確実な目標や成功を目指すという考え方です。
目次(クリックするとジャンプできます)
PDCAサイクルの手順
PDCAの手順を説明します。
- 目標を設定する(ゴール)
- 目標に対してのP(Plan 計画)を立てる
- D(Do 行動)
- C(Check 評価)
- A(Action 改善)
1.目標を設定する(ゴール)
まず目標、自分が成し遂げたいことを明確にします。
目標や自分が成し遂げたいことを明確にしないと、これから始めるPDCAがブレてしまいます。
この目標や自分が成し遂げたいことが、PDCAの軸になりますので、
PCで作成するにしても、ノートに書くにしても一番目立つようにしておきます。
2.目標に対してのP(Plan 計画)を立てる
目標を決めたら、次はP(Plan 計画)で、どのように行動すれば目標を達成できるか、
ということを具体的に考えていきます。
目標を達成できる手段は複数ある可能性がありますので、
リスト形式で記入していきます。
P(Plan 計画)の段階のポイントは、次の通りです。
- 時間をかけすぎない
- 細かく計画を作らないで、要点を押さえたシンプルなPlanでOK
- 目標達成、P、D、C、Aの各期日を必ず設定する
P(Plan 計画)の段階で陥りがちなのが、時間を多くかけてしまうということです。
精度の高い行動と、確実に目標を達成したいがために、
P(Plan 計画)に時間を取りがちになりますが、新たに挑戦することなどは特に
Plan通りに物事が進むわけがありません。
P(Plan 計画)で使うのならば、次のD(Do 行動)に使ったほうが効果的です。
3.D(Do 行動)
このD(Do 行動)の行動するというところが、PDCAサイクルの一番大事なところです。
このD(Do 行動)の行動できるようになるために、P(Plan 計画)があるのです。
人はP(Plan 計画)の段階までは、頭の中で考えたりしますが、
行動することが苦手です。
苦手というより、できないといったほうが適切でしょう。
行動できる人が目標や成し遂げたいことに一歩近づけます。
行動にはたくさんのメリットがあります。
- 行動することによって、P(Plan 検討)では考えつかない、アイデアが浮かぶ
- 行動して失敗するのもOK、失敗から学び、活かせる。失敗は糧となる。
- 行動することによって視野が広がり、情報量が多くなる
行動することにより、現状の生の情報が手に入ります。
4.C(Check 評価)
C(Check 評価)は、P(Plan 計画)で立てた計画に対して、
D(Do 行動)で、計画通りに行動できたのか?ということを評価することが、
本来のPDCAサイクルのC(Check 評価)の段階です。
しかし、個人的にはP(Plan 計画)は方向性だけ間違わなければ、
D(Do 行動)の行動の段階でP(Plan 計画)の修正は可能だと考えているので、
D(Do 行動)の段階では、修正したことも踏まえて行動ができていたか?を評価する段階にしています。
C(Check 評価)のポイントは次の通りです。
- まずはP(Plan 計画)で考えをもとに行動してどのように結果が出たのか?
- 行動段階での修正した行動は、どのように結果として出せたか?
- 目標(ゴール)に対しての進捗
せっかく前段階で行動はしたものの、振り返って自分の行動を見直さないといけません。
本来の目標からズレていないか?もっと効果的な方法はないのか?
自分自身の目標→計画→行動が遂行されているかチェックします。
5.A(Action 改善)
A(Action 改善)は、行動の評価に対して、どのように目標に向けて改善していくか、
ということです。
実際に前の段階で行動をしているのですから、現状で行動したことをもとにした改善策が
見つかるはずです。
PDCAでD(Do 行動)の次に大事なのがA(Action 改善)です。
一度行動をしているので、より具体的であり、行動と思考が合わさった改善ができます。
PDCAの各期日は必ず決める
目標とPDCAの各期日は必ず決めてください。
数字的な管理がないと、せっかくPDCAを遂行しようとしても効果がありません。
各段階の期限を〇〇月〇〇日までと決めます。
- 現時点〜目標達成まで 1ヶ月間(3/1〜3/31)
- P(Plan 計画) 3日間 (3/1〜3/3)
- D(Do 行動) 15日間(3/4〜3/18)
- C(Check 評価) 3日間 (3/19〜3/21)
- A(Action 改善) 10日間(3/22〜3/31)
1ヶ月の期間ということなので、大きな目標設定ではありませんが、
目標とPDCAの各段階に期日を設けるというのは、このような形です。
目標とPDCAの各段階の期日を決めることにより、
どの期間は自分はどのようなことをするのかが明確になります。
期日を決めるということは大切なことですが、PDCAを進めていくにあたって、
段階の途中で、もっと多くの時間を使いたいというケースや、
予定より早くできた場合などの場合は、
もちろん期日の修正は可能です。
PDCAの配分を考える
ハナコさん
ロク
このPDCAの配分というものは、仕事やプライベート、趣味など、自分の立てる目標によって
違ってきますが、自分の基本的な数字はこのような配分です。
- P(Plan 計画) 10%
- D(Do 行動) 50%
- C(Check 評価)10%
- A(Action 改善)30%
自分はDやAを重点的に考えています。
あなたの目標とするものに応じて、各段階(P・D・C・A)の重点とする
数字の修正をしても良いでしょう。
PDCAのテンプレートを活用する
ロク
PDCAのテンプレートをあらかじめ作成しておくと、やりたいことを考えついたときに
早く書き留めることができます。
簡単なテンプレートを参考に見てみてください。
https://hataraku123.com/wp-content/uploads/2020/03/PDCAサイクル.pdf
基本的なテンプレートです。
あとは自分の用途でレイアウトを編集して活用していくと良いでしょう。
PCでも手書きでもPDCAサイクルを活用することは可能です。
PCでPDCAの運用をするメリット
- テンプレートのレイアウトを自由に変更できるため、自分のPDCAの用途に合わせたレイアウトを作りやすい
- PCで入力や作業していくため、キレイでまとまった形となる
- 保存や呼び出しも簡単
- スマホやタブレットなどとの共有が可能
PCでPDCAの運用をするデメリット
- 閲覧の速さでは、紙媒体(ノートやメモ)に劣る
- 追記でメモをしたりするのは、紙媒体のほうが有効
メモやノートでPDCAの運用をするメリット
- 自分の字でPDCAを進めていくので、文に対する思い入れが入る
- PCに比べて、編集の自由度が高い(色付け、メモなど)
メモやノートでPDCAの運用をするデメリット
- レイアウトを作るのは結構手間がかかる
- 色々な場所でPDCAの運用を利用する人には向かない
メモやノートでPDCAの運用をするのは、システム手帳などと同じで、
使い込んでいくほど、愛着がわいてきます。
その反面、レイアウトを作ったり、書き込むことを負担と感じる人には向かないでしょう。
レイアウトをPCで作成して、プリントアウトしたものをノートに綴る使い方もいいですね。
なんにしても、PDCAを運用することが真の目的ではありませんから、
PDCAが負担にならずに行動していけるようなスタイルを見つけよう。
ロク
自分流のPDCA活用をする
PDCAサイクルというものは、目標や成功に対して、
下記のようなステップを踏んでいくのが基本です。
- 計画して
- 行動する
- 見返してみる
- 良い方向に行動する
P→D→C→Aというステップですが、人によって、繰り返しのステップが必要であり、
再度、計画が必要な場合などは、
P→D→C→P→D→Cのようなスタイルとなりますし、用途によっては、
PDCAの順番が入れ替わるような使い方も考えられます。
自分の目標や用途にあったスタイルをPDCAから見つけ出しましょう。
PDCAサイクルまとめ
PDCAサイクルというものは、会社のシステムと同じです。
- P 計画書を出す
- D 仕事する
- C 評価される
- A 次月の目標を決める
会社では、PDCAに値することが、上司などの管理下で行われています。
会社はこのようにして、会社の生産性を高めているのです。
では、個人ではどうでしょう。
だれも管理してくれません。
しかし、目標や成功、成し遂げたいことは、誰でもあることです。
そのためには、自分で自分を管理して生産性を高める行動ができなければなりません。
そこで、利用する価値があるのがPDCAサイクルという考え方です。
PDCAサイクルというものは、単なる目標に向けてのステップだけではありません。
各ステップを考えて、書き留めて真正面から見ることによって、
正しい(生産性のある)行動ができる可能性が高くなる手法です。
新たなことに挑戦する人、自分を成長させたい人など、ぜひPDCAサイクルを
活用してみましょう。
そして、行動できる人間になりましょう。
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