サラリーマンには転勤というものがあります。
大企業で全国に支店や営業所などがある会社では、なおさら転勤の可能性があります。
会社への就職や転職時に、その会社の転勤の可能性の有無というのも会社選択時の
一つにもなっているでしょう。
転勤というものは、住み慣れた土地を離れて、違う土地で新たな人たちと働いていくということですから、
不安もありますし、転勤地での居住や生活の準備など、仕事以外でも大変です。
転勤をして、いろいろな地で仕事をしていきたいという考えの人もいるでしょうが、
家族や生活のことを考えると転勤はしたくない、という人もいるでしょう。
サラリーマンの宿命ともいえるべき転勤というものを少し掘り下げてみようと思います。
ハナコさん
ロク
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自分自身、中国への転勤の可能性があった
ボクは以前、中国に生産工場を持つ会社に勤めていましたが、
当時、会社が中国での生産に力を入れていた経緯もあったのか、
入社時(転職時)から、転勤を示唆するような話しが出ていました。
会社の面接時では、特に転勤の話しはなかったのですが、
入社してからは、中国転勤の話が色濃くなってきました。
ロク
会社は自分を中国へ転勤させたかったのか?
「中国へ転勤してほしい」
と、直接中国転勤を言い渡されたことはありませんが、
その会社の知人などの話しでは、中国への出張を数回に分けて実施し、
徐々に中国への出張滞在期間を伸ばして、中国転勤をさせる、
と聞きました。
やはり、日本国内ならともかく、海外への転勤ともなると抵抗が大きいので、
会社側もいろいろと考えるものですよね。
当時、その会社は中国の生産工場が利益の拠点だったので、利益の上がる場所へ
人を送りたいというのは当然だったのかもしれません。
ロク
実際に中国へ行ってきた
会社の意向で、中国の青島へ行ってきました。
会社はなぜ自分を中国へ行かしたかは定かではありませんが、
「中国を慣れる」
というニュアンスは会社から伝わりました。
中国で具体的にどのような仕事をするという指示はありませんでしたね。
中国の生産工場では、日本人が5人ほど駐在していましたが、
若い社員は、自ら中国転勤を楽しんでいる感がありましたが、
年配の社員は、会社からの指示で中国へ来させられている感がありましたね。
ハナコさん
ロク
中国転勤のメリット、デメリット(不安)
自分は基本的には転勤はしたくないほうなのですが、実際に会社勤めをし、
その会社に居続ける場合には、会社の命令に従わなければいけません。
直接、中国転勤を言い渡されたわけではありませんが、
先々、会社からの命令も予測して考えておかなければなりません。
当時、自分が転勤に関して考えたことをまとめてみたいと思います。
ハナコさん
ロク
デメリット(不安)
【病気をした場合】
病院や歯医者など、健康な状態を保っていれば、特に問題ありませんが、
もし病気になった場合が心配でした。
しっかりとした医療を受けられるのか?
日本の場合は、知識的にも情報的にも病院を探すのは、そんなに手間が
かからないと思いますが、海外の場合、しっかりとした事前情報が
とれるのかが心配でした。
ロク
【両親のこと】
やはり両親のことは心配です。
急用があったときのことを考えてしまいます。
急な対応が海外でできるかどうかです。
このあたりは、国内と海外とでは少し壁がありますね。
ハナコさん
ロク
【車の所有】
当時、車での行動が好きだったので(ドライブ)、車の所有が難しい、
路上での運転が難しい(実際に行ってみて、運転するのが危険な感じがしました)、
といった理由から、もし海外転勤となった際は、車の所有ができないと思いました。
ロク
ハナコさん
ロク
【急用の際の帰国】
もし、両親や友人に急用が会った場合の帰国が難しいと思いましたね。
現在では、飛行機などを利用すれば、時間はさほどかかりませんが、
やはり国内と海外とでは、そう簡単に帰国ができないと感じてしまいますね。
メリット
【言葉の習得】
自分が実際に中国へ行って思ったのが“言葉”です。
あちらでたくさんの人と出会いましたが、人との会話の際に
言葉が通じないということに、とても不便さを感じました。
中国の人と会話ができれば、もっと楽しく、もっといろいろなことを
知れただろうと思います。まだ中国は漢字を書けば、なんとなくの
ニュアンスは伝わりますが、中国語を話せるにこしたことはありません。
もっと中国のことを知りたかった、もっと会話ができればと思いましたね。
ロク
【異文化の生活】
もともと、普段と違う地で生活をしてみたいという思いがあります。
日本は、もともと生まれ育った地ですし、日本全国どこでも生活していける自信がありますが、
海外はどうでしょうか?
日本とは異なった文化もあるでしょうし、日本の常識が非常識、非常識が常識みたいなこともあるでしょう。
そのような文化の違う土地で生活してみたいという感じですね。
ロク
【中国近隣を旅行できる】
中国に転勤することによって、その転勤先を拠点として、中国の素晴らしい場所を
探索できると思いました。もともと旅行というものが好きなので、
素晴らしい景色、建造物など、歴史が深い国なので、見どころはたくさんありますからね。
【物価が安い】
当時(現在から15年ほど前)、中国の物価は日本の1/5〜1/10といった感じでした。
現在は全然違うでしょうが、当時はスーパーで食料品を2千円分買った場合に
大量の食料品を買えましたし、焼肉屋に行っても一人千円ぐらいの出費で
焼き肉を食べられました。
当時、中国で生活した場合、生活費が相当抑えられるというイメージでしたね。
ハナコさん
ロク
海外転勤に比べれば国内転勤のほうが、メンタル的に楽か?
当時自分は30代前半という年齢で、まだ結婚をしていませんでした。
実際に会社から中国転勤というものを示唆されて、中国転勤というものを
考えてもみましたが、海外転勤に比べれば、国内転勤がとても楽に感じましたね。
国内転勤もいろいろと大変ですが、言葉の壁や生活文化の違いなどを
考えれば、国内転勤のほうが少し考えることが少ないと思います。
ロク
会社からの宿命なのか
友人でも数名転勤をしている友人がいます。
全国転々と転勤をしている人もいれば、同じ地に20年近く転勤している人もいます。
人それぞれ転勤での地を楽しんでいるようですが、同窓会や、ちょっと会うといったことが
できないのが少し寂しいですね。
まぁ何年後か先にでも会えるときを楽しみにしていますが・・・
ハナコさん
ロク
転勤をどう考えるか
会社に働いていて、会社からの転勤という辞令は絶対的なものがあります。
その会社で働いていく以上、仮に転勤をしたくない場合、
“会社を退職”という選択肢もでてくるかもしれません。
もし自分が年齢が若く、結婚をしていない状況だとして、会社から転勤の辞令が出たら、
もしかして転勤するかもしれません。
しかし両親のことや生活を考えると、転勤というものに歯止めがかかります。
ロク
転勤と単身赴任という選択
結婚をしている場合、会社から転勤を命じられた場合に、単身赴任という選択肢があります。
家族みんなで転勤地へ行くのではなく、一人だけで転勤地へ行くということです。
家族で転勤地へ行くか、単身赴任で向かうか、大きく悩むところだと思います。
家族のこと、両親のことなど検討するところはたくさんあります。
家族で転勤地へ
会社から転勤を言い渡された場合に、家族で転勤地へ引っ越すというのが、
家族的にはベストだと思いますが、当人はもちろんですが、家族の生活も変わってしまうので、
家族にも負担がかかります。
奥さんが働いている場合には、転勤地で新たな仕事や収入源を探す必要がありますし、
子供は学校を転校するといった感じで、新たな生活環境での対応をすることとなりますね。
しかし、家族間のコミュニケーションは維持されますから、最初は家族で大変かもしれませんが、
徐々に生活にも慣れていくでしょう。
新たな地で、生活を楽しんでいくという姿勢が大事かもしれません。
単身赴任で転勤地へ
単身で赴任地へ向かう場合、残してきた家族の生活はあまり変わりませんので、
当人が転勤地での生活環境を作っていく必要があります。
転勤先と家族の住む土地の距離にもよりますが、場合によっては週末だけ
家族のもとへ帰るといったこともできます。
知人で転勤経験があるのですが、どうしても家族に会いたくて、週末に必ず東京と東北を
往復していたという話しを聞きました。交通費に相当お金がかかったそうです。
しかし、それほど家族に会いたかったのでしょう。
もう一人タイの友人で、タイに家族を残して日本に3年間働きにきていましたが、
日本に来た当初、子供は当時乳児だったので、タイに帰国したときは、子供が3歳になっていました。
子供とコミュニケーションをとるために、ビデオ通話などでやり取りをしていましが、
単身赴任の場合は、このような家族とのやり取りが必要なのかもしれません。
ハナコさん
ロク
単身赴任地での生活
転勤をするにあたって、会社から転勤の手当は支給されるものの、
転勤地で生活するには、それなりに費用はかかります。
人ひとりが生活するわけですからね。
ですから、仮に週末に家族のもとへ帰る場合は、その週末に帰る費用も
相当な負担になってきます。
その他、食費や光熱費といった費用を考えると余裕をもたせるのが難しいかもしれません。
時間に関しては、平日の会社後や週末などは、時間ができますが、
今まで家族と過ごしてきた時間が空くわけなので、かえって時間を持て余してしまうかもしれませんね。
単身赴任先では、新たな仕事、新たな人との出会いなどストレス的も多いかもしれませんので、
家族とのコミュニケーションや、趣味などで息抜きも必要でしょう。
ロク
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